しょうちゃん

ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書のしょうちゃんのレビュー・感想・評価

4.0
2018年28本目の劇場鑑賞。

時の政権に屈することなく言論の自由を守るために戦ったジャーナリストたちの矜持と覚悟を描いた社会派実録ドラマ。

ニクソン政権下で機密文書“ペンタゴン・ペーパーズ”を公開し、
ベトナム戦争の欺瞞を暴き出したワシントン・ポスト紙に焦点を当て、
就任したばかりの女性発行人キャサリン・グラハムが、
政府を敵に回し、
経営危機を招く危険を冒してでも記事にすべきかという重い決断を下すまでの葛藤の行方を描き出す。

国を揺るがす一大スクープ。
それはベトナム戦争についての客観的な経過や分析を記したアメリカ国防省の最高機密文書。
本作は、
事件の全容を描くのではなく、
ワシントン・ポスト紙の男女にフォーカスをあてた映画。
出演のメリル・ストリープとトム・ハンクスは本作で初共演となります。
この2人の演技から目が離せません。
報道が強く規制され国民に真実が伝わりづらくなっている今だからこそ、
現代社会に警鐘を鳴らす映画でありました。
この事件でレモネードがバカ売れだったのも事実。
最後に政府の圧力に屈せず報道の自由を全うした記者たちを称えたい。
しょうちゃん

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