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ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書の62355cinema5のレビュー・感想・評価

3.6


劇場 No 62 & 133
2度目は、8月18日

新作6作品を一気に!
3作目

久々の政治ネタの作品。
しかも実話題材にした作品なので身構えました。
これは「大統領の陰謀」の前日譚になりますね。

ベトナム戦争が泥沼化する中、米政府は戦争の実態を分析した極秘文書の存在をひた隠しにしていた。
しかし、文書の存在に気づいたNYタイムズに続き、ワシントン・ポスト紙も報道の自由を求めて、文書の公表に踏み切る。

正直、この手の作品は陰謀が陰謀を呼んで、本当にドロドロとした展開になるので苦手です。
実際、前半はかなり通の人でないと難しいところがあったと思います。(少し寝落ちしそうになりました😪)
が、しかし、中盤から後半にかけての展開は流石スピルバーグでした。前半の我慢が報われた感じです。

メディアが伝えることが常に真実とは限らないのですが、このような作品を観ると為政者に対してしっかりと目を向けることの重要性を痛感します。

そして、ラストもなかなか良い終わり方です。
この作品に関心を持たれている人は、D・ホフマンとR・レッドフォードが共演した「大統領の陰謀(1976)」を御覧になるといいでしょう。

「ペンタゴン・ペーパーズ」は、その作品の前日譚に当たります。
ここでもワシントン・ポストの記者が活躍します。

キャスティングでは、アカデミー俳優の共演もさることながら、TVシリーズ「ベター・コール・ソウル」のボブ・オデンカークのシリアスな演技が印象に残りました。

最後に、ド派手なミステリーではないので注意してください。
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