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ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書のhannpopのレビュー・感想・評価

5.0
なんと音楽がスターウォーズのジョン・ウィリアムズ!

「ブリッジ・オブ・スパイ」、「ハドソン川の奇跡」そして「ペンタゴン・ペーパーズ」。
この3作品をトム・ハンクス重厚三部作と勝手に呼ばせて頂きます(笑)

ニクソン大統領時代のウォーターゲイト事件は知ってましたが、(ロバート・レッドフォードとダスティン・ホフマン主演の「大統領の陰謀」も傑作!)ペンタゴン・ペーパーズというもうひとつの大事件があったことを全く知りませんでした。

不運により新聞社ワシントンポストの代表となった女性が、保守的な男性役員たちと言い争う場面にはハラハラドキドキ!
メリル・ストリープがお孫さんが眠る前で手紙?メモ?を娘さんに読んでもらう場面には涙が出ました。

スクープに関するドキドキ感と、メリル・ストリープ演じるキャサリンの葛藤がストレートに伝わってきます。
ラストは政府対ワシントンポストではなく、政府対アメリカ報道社会全体という流れになり、実話という驚きも加わって感動しました。
多分日本やと違う判決が出るかもしれませんが(笑)

敵役の政府側で、裁判所に遅刻してきた女性がメリル・ストリープにある言葉をかけるんですが、今も戦争中で、死と隣り合わせな人が世界にはいることを思い出させる強烈な言葉でグッときました。

最高裁判所を出て階段を降りる場面。
周りの女性たちから見られている姿はカッコ良かったです。

これが事実ということと、スピルバーグが映画化したという点に驚きました!

ニューヨークタイムズの偉い人は、どっかで見たなーって思ってたら、メンインブラック3に出てた、未来が読めるエイリアン役の人でした!(笑)

重厚なジョンウィリアムズの音楽をぜひ映画館で!ᕕ( ᐛ )ᕗ
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