思いもよらず
政府の内情を記録した
秘密文書が出回った事で、
掲載するか否か
決断を迫られる
ワシントンポストの物語。
家族や会社、人間関係。
潰したくない想いを抱えながら
大きな決断を迫られる
新聞社の女社長。
正義をかざすアメリカの裏側。
メディアの立ち位置。
彼女の想いを併せたところに
その切り口は
まさにスピルバーグですな、
と思ったり。
ドアノブに
グルグル巻きのテープ。
匂わせのラストにニンマリ。
版下を仕上げ
印刷する工程が美しく、
物語のスピード感と雄々しさを
増し増しさせるのにも効果的。
わたしはソコに上がったな。
メリル・ストリープとトムハンクスの
安定した演技力に
安心して身を委ねられたけれど、
腹回りが気になるのだけは否めない。