リプリー

ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書のリプリーのレビュー・感想・評価

4.0
「ミスミソウ」の余韻もそこそこに早歩きで、別の映画館へハシゴして観たのが、本作。
コピーを取るだけなのに。電話を掛けるだけなのに。段ボールを開けるだけなのに、紙を並べるだけなのに…どうして、こうもスリリングなのか。
絶妙なカメラワークを実現する行き届いたセットの設計、人物の配置。スピルバーグ組だからこそなせる技、なのだろう。まぁ、テクニック的に巧いのは当然なのだろうけど…。
僕個人としては、こういう“アツい仕事もの”が大好きなので、メリルストリープの決断にグッときてしまった。
明らかにリスクのある行動でもそれが正しいと思えば貫き通す。
ラストの印刷風景を見ている彼女の姿には思わずグッときてしまった。
こういうアツい仕事ができれば良いなぁ、と。