ワシントンポストって今や誰もが知る超有名紙だけど、ニクソン政権の頃はただの小さな地方紙だったのが意外で面白かった。
原題も「The Post」と言ってるくらいだから、政府が隠し続けた最高機密文書を掲載するのかどうかの決断が描かれると同時に、このワシントンポストという会社の成長も一緒に描かれている。
新聞社が真実を報道しようとしてるのに、それを全力で潰そうとする政府って…
ベトナム戦争がアメリカにとって悲惨なものになると知りながらも、若者を戦場に送り込んだ政府って…
これが事実だというからニクソン政権時代って本当に恐ろしい時代やったんやなと。
国民に真実を伝える義務があると、投獄など恐れず記事掲載に踏み切った当時の彼らにただただ脱帽。
これこそ報道するものが目指す精神だなと。
キャストはトムハンクス、メリルストリープと名俳優揃い。
演技見てるだけでも楽しい。
あと、映像として楽しめるのが新聞をする印刷機のシーン。
今みたいに簡単に印刷できる時代ではなく、一文字一文字のハンコを並べて版下を作ってからの印刷！
意外にあそこもこの映画の名シーン！
しかし、文書改ざんや隠蔽、どこの政府もやることは昔も今も変わらんな^^;
日本でこの時期に公開されるなんて縁があるな。
ラストにはニクソン大統領が窮地に陥るきっかけになった、あの事件の小ネタも(笑)
あんなん最後にいるかとは思ったけど、まぁあれで映画を締めるというのはある意味面白かった。
