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ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書の地球へのレビュー・感想・評価

4.1
アメリカ国防総省(ペンタゴン)のベトナム戦争に関する機密文書「ペンタゴン・ペーパーズ」流出(暴露)事件をベースにした実話

アメリカ合衆国政府(ホワイトハウス)は、ベトナム戦争に関する事実を隠蔽しようと画策する。事実を隠蔽すために政府は「報道の規制」のカードを切ります。そして政府に抵抗するのはニューヨーク・タイムズとワシントン・ポスト(新聞社=Post)等であった。

映画は「機密文書」をリークするところから始まり、政府と新聞社の戦いを縦軸に、ワシントン・ポストのオーナーの立ち居振る舞いを横軸に進んでいきます。
ハラハラドキドキはなく、重厚なドラマが展開されます。
そして最後は、「報道の自由」に対する法廷での対決に発展します。

ストーリー展開は山谷は無く淡々と進んでいきますが、それが逆に問題の大きさを表現しているように思いました。
最後にまたまた有名な事件を示唆して終わりますが、これは続編ではなく「報道の自由」に対するメッセージもしくは応援だと考えます。
エンディングまでしっかりと観て下さい。

また、昨今の「トランプ大統領のメディアパッシング」と重なってしまうのは小生だけ?
きっとこれはスピルバーグ監督のメッセージではないでしょうか。


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