たえぴょん

ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書のたえぴょんのレビュー・感想・評価

4.0
メリル・ストリープもトム・ハンクスもうまいんだけど食傷気味なのよねーって、みる前から書こうと思って見てきた。
すみませんすみません、やっぱりうますぎるし、食傷気味なんだけど、すみませんけなそうなどと考えた私が悪うございました申し訳ありません許してください、ってなりました。
 
ただのお嬢様からただの奥様だったケイがワシントンポストの真の経営者になる成長物語とニクソン政権中枢の調査報告機密文書がワシントンポストに掲載されるまでの記者たちの働きが重なり合って盛り上げるという、つい物語にのめり込んでしまうしてやられた感。

メリル・ストリープのただのおばちゃんの雰囲気がものすごくうまくて。なのでトム・ハンクスの奥さんの説明は蛇足。はっきり言わんとわからん人が見てる前提なんだろうけどもちょっとしつこかった。
トム・ハンクスの役は「大統領の陰謀」のジェイソン・ロバーズの演じた人と同一人物なんですね。
「大統領の陰謀」での静かなのにドスのきいた上役と同一人物とは思えない華やかさでしたわ。この役が華やかだからダメじゃないのでこれはこれでありです。
 
ラストシーンが「大統領の陰謀」につながっててゾクゾクしました。まだ観てない人はぜひ!現実のワシントンポストの事務所はどっちが近いのかなー。大統領の陰謀の電話かけるだけでムンムンするレッドフォードとダスティン・ホフマンにやられてください!