りめんばーみー

ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書のりめんばーみーのレビュー・感想・評価

4.0
さすがスピルバーグ。この映画も外れなしだった。

【幾重もの意味を持つ】
メディアとは?、生き方とは?、女性とは?、何重もの意味を持つ。
それを過不足なく、見せる技量。
これを9ヶ月で撮ったというのだから、信じられん。

【今回は特に】
カメラワークに私は注目した。
特に電話で決断を下す時のシーンは最高!
電話だから、その場にメンバーはいないのにメリル・ストリープ演じる社長に迫る人々、社長を支える人々が、社長に迫ってくる。その緊迫感を編集で表現しながら、社長の逡巡と決断をカメラワークで表現する。この映画の屈指のシーン。
お見事としか言いようがない。

映画としてのエンターテイメント性と何重ものメッセージ性を両立させる力量。
もう巨匠と言っても、反論の余地はないでしょう。
りめんばーみー

りめんばーみー