てるる

ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書のてるるのレビュー・感想・評価

3.8
エンタメ作品を撮らせたら右に出る者はいないくらいの才能を持ったスピルバーグ監督。

でも「リンカーン」「ブリッジ・オブ・スパイ」と続けて実話ものが微妙だったので腕落ちた?
とか思ってたけど…

正直、史実を伝えるだけならドキュメンタリーで良い訳で。
でもストーリー仕立ての映画という形にするならば、それなりの工夫を持って然るべきだと思う。

今回は実話の重みだけでなく、ユーモアや緊迫感を上手く盛り込んで、ちゃんと「映画として」面白い作品に仕上げてた。
特にレモネード爆売する娘ちゃんが可愛いw

この物語には、例えば機密文書を巡って命を狙われるとか物理的に怖いシーンは無い。

ペンタゴンペーパーという機密文書をただ「載せるか載せないか」という話をここまでスリリングに最後まで見せきるあたり、監督としての円熟味が増してきてる。

終わり方も「そこに終わったかー」という感じで好み。

折しも日本でも文書関係の疑惑が話題になってる。
ここまで熱い記者魂を持つブンヤって日本にいるのかな?
そして「報道は政府ではなく国民に仕えるべき」なんて判決が日本では出るのかな?

キャスティング的には、メリル・ストリープよりも、トム・ハンクスよりもバグディキアン役のボブ・オデンカークが良かった。

次回作はスピルバーグの真骨頂であるエンタメ特化作品「レディ・プレイヤー・ワン」!
ヴァン・ヘイレンの「Jump」と、大好きな「アイアンジャイアント」がチラッと映るだけで大興奮な予告だけでたまらん!