賽の河原

ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書の賽の河原のレビュー・感想・評価

3.0
うーん、期待値は凄く低かったんですけどねえ...。いや、トム・ハンクスとかメリル・ストリープとかがスゲー頑張ってんのとか色々仕掛けを用意してっていうのは分かるんですけど、それにしたってちょっと前半が辛気臭すぎましたかね...。
あとはねえ、ジャーゴンとは言わないにしても、ジャッキーのくだりとかそもそもワシントンポストの当時の規模感とか、コンテクスト込みの政治小ネタ云々も正直あんまし知らねーし興味ないっていうのもありますし、疲れましたね。
前半からスゲー工夫してるのは分かりますし、後半の「秘密文書、公開するの?公開しないの?」で喧々轟々っていうくだりもまあ電話の使い方とか含めてスリリングで印象に残りましたけど、なんなら僕が生まれたときから「着地が見えてる」と言いますか、「いやそら公開するやろ」って思ってますからサスペンス感とかはあんま感じなかったかなあ...
まあ見えてる話なんだけど、ジョン・ウィリアムズの音楽は「深刻そ〜な曲」が流れてて面白かったです。
フェイクニュースがあるから、報道の自由が制限されてるから、トランプ政権だから、銃乱射があったから、女性にガラスの天井があるから、歴史修正主義者がいるから、黒人の差別が残ってるから、テロがあったから。
何でもいいですけど最近「今だからこそ見るべき映画」みたいなの多いですけど、当然のことながら「いつでも見るべき映画」の方が普遍的で面白いことが多いですよね。そういう意味では「レディ・プレイヤー1」はかなり楽しみですよね。
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