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ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書のMoviePANDAのレビュー・感想・評価

3.7
『秤にかけられた決断⚖️』

以前他の作品のレビューで、その作品の監督の事を“毎回手堅く撮る”という様な表現をした事があるのですが、それならこちらのお方はどうでしょうか❓🤔

(前から決めていた)あえての『レディプレ』後鑑賞🎦✨やっぱ、スピルバーグ監督の振り幅はすげぇや。とはいえ、こっちはこっちでしっかり娯楽してます。まぁ、それはそれでもしかしたら評価の分かれどころになったりするのかもしれませんが...

さて、この作品の舞台となるのは今から約50年近くも前のアメリカ合衆国🗽あらすじは、フィルマのあらすじ欄見ていただくとして、早い話がこの物語、言ったら睨まれるの分かってて“それ”を言えるかのお話。

これ、今の行政のお話に限らず全ての人に通ずるお話。スケールは違えどボクの周りなんかでも言いたくとも言えない状況なんてのはざらにある。
忖度は悪❓
いや、決して忖度=悪ばかりじゃない。であれば、それはどの程度からを罪とする❓
何を以てして線を引く❓
自国をより良く、より強くする為ならどこまでが有り❓
アメリカファーストの為なら他国への制裁(攻撃)は正当化されてしかるべき❓

監督史上最短期間での撮了🎥
これは、今の情勢、特に“現トップ”の強権ぶりを見越しての事か⁉️と、そんな事思いつつ、実はトランプ氏が大統領立候補前に出演していた『アプレンティス』というリアリティ番組、実は当時結構好きだったんですよねぇ💦その人が今や...ねぇ...😅

監督曰く「ツイートのようなつもり」で作った映画との事。そこに改めて監督の凄まじさを知る。その発言から“フットワーク軽め”を感じつつ、ひとつ間違いなく言えるのは監督の胸には“情熱の炎🔥”がしっかり燃えてるという事。(個人的に)群像劇としてなら『スポットライト』の方が好きだし、史実の娯楽化という事なら『ブリッジ・オブ・スパイ』の方が好み。でも、齢70歳を越えた監督が何故2~3年を待てずにこれを撮ったか❓その意味を考えると、製作の意義という点で映画の持つ“チカラ”というものを強く考えさせられる作品でした。

そして、ほぼ同時期に“自由”というものを、これだけの別アプローチで撮り上げたスピルバーグ監督。あなたはやっぱ、スゲェっす🐼✨
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