のnきち

ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書ののnきちのレビュー・感想・評価

4.0
2018年鑑賞no.47(劇場鑑賞no.39)

tohoシネマズ新宿 スクリーン4 B-13
(近いっっ!画面と字幕の見方に困った!)

スピルバーグ監督が、撮るなら今との思いで撮った作品だと耳にしていたので、観るなら今!と思って劇場へ。

この作品は報道の自由について描いているが、
個人的に刺さったのは女性経営者の葛藤と決断。

そして、原題のthe Post の方がしっくりくる。
ワシントンポスト紙の視点で国の隠ぺいを暴く物語なので。。。
予備知識無しの鑑賞だったので、ワシントンポストの話が主題だとは知らなかった。

国が戦時下で事実を隠ぺいするのは日本に限ったことでは無いと知り、恐ろしさを感じる。
報道の自由は守られるべきだし、守って欲しい。
加計、森友の問題を考えると、日本政府の隠ぺい体質にとってもタイムリーな内容だと思った。

一番、心を掴まれたのは
ポスト紙の女性リーダー、キャサリン・グラハム(メリル・ストリープ)の決断!
女性の立場が強くない社会で、親から引き継いだ新聞社の課題を抱えながら葛藤する姿は女性として共感できる。

ベン・ブラッドリー(トム・ハンクス)の娘のレモネードの件も絶妙。
重たい作品の中のクスッと笑えるシーン。
思い返すと、レモネードを売って少女が儲かるという描写は、女経営者にリンクしている様にも感じられた。

今作では、女性って強いんだなぁと改めて思い、私もそんな女性でありたいと思った。
のnきち

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