chaxsolow

ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書のchaxsolowのネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

the post(the pentagon papers)

国民に隠されたベトナム戦争の真実が記された機密書類をめぐる、新聞記者たちの行動や葛藤をめぐる話

予習ナシやとキツめなのは仕方ないにしても、情報を報道することでジャーナリズムの責任と正義を貫くのか/政府の妨害に屈して下手すると会社を倒産の憂き目にあう可能性もあるなかで苦悩するメリルストリープの演技がほんとによかった

歴史もの/再現ドラマの名手でもあるトムハンクスは今回も大統領や政府の圧力に負けず強力に仕事をリードしていく編集マンを演じてた、ふたりとも良い方向に"演じきっちゃってる"感たっぷりで、よりこの難しいテーマに入ってくことが出来てる感
話の途中に出てくる"ホワイトハウスで電話するニクソン"とか、"ウォーターゲートビルで盗聴器を仕掛ける"のとか、ほんまは現実ではありえへん神の視点で描くあたりは、自分の他のSF作品とかとバランスをとる感じがしたなあ

もういっこやってる"ready player one"のcmで"これは日本のための映画だ"ってスピルバーグが言うてるんやけども、こっちのほうがまさにソレな感あるなあ、と思いました。

それと生楽器しか使わんジョンウィリアムズの音楽も、最近の映画音楽とは際立っていて印象的。
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