正直言うと、最初は「これ面白いんか」と思って見てたんだけど、徐々に尻上がりに面白くなっていく。もう活版印刷シークエンスのドライブ感とかっこよさね。レストラン、社交場、リビング、社長室にいたメリルストリープが「現場」に入り、あーいうラストシーンを見ると、古き良きアメリカ映画を鑑賞した後味に。
ホークスっぽい、というのがネット感想で目にしたけど、思ったのはニコラス・レイのジャーナリズムを描いたやつ（えーっとなんて映画だっけ？）。でもホークスっぽいつーっぽいのは、ちょっとわかる。ただ、輪転機が回り出して編集部のデスクがガタガタ揺れるショットを見ると、やっぱスピルバーグだなあと。ラストの引き絵を見ながらうっとりする経験は久しぶり。
＠TOHOシネマズ日比谷
