直接的な社会派映画を撮るスピルバーグが好きなので今作も良かった。
相変わらず社会問題を分かりやすく伝わりやすく撮るのが本当に巧い。今回は主役と思われた人の影が薄くて軽く戸惑ったんだけど、それがまた後半に良い具合に効いてくる。
これは確かに真実を追い求めた報道使命の話ではあるんだけど、同時に男性優位な社会の中での女性の戦いを描いた話でもあった。
正直、隙あらばニクソン語りを始めてトランプ批判をした気になってる点数稼ぎな映画には辟易するんだけど、前半と後半でテーマが少し異なる二重構造というのは驚かされた。
