紅梅シュプレヒコール

蜘蛛の巣を払う女の紅梅シュプレヒコールのレビュー・感想・評価

蜘蛛の巣を払う女(2018年製作の映画)
3.5
今作はスウェーデン発の大人気小説「ミレニアム」シリーズを過去作のキャストを引き継ぐ事なく新キャストを迎えて映像化した作品となっています

スウェーデン版ミレニアムを観たのは随分と前のことですので、ほぼシリーズの知識ゼロ状態で鑑賞してみましたが問題なく観ることができました

登場人物の関係性など過去作の内容を引き継ぐ要素は幾つかありますが、なんとなく理解できるようになっているので安心してください

今作は今までと打って変わりサスペンス要素が比較的少なく、全体的にはアクション寄りの作品になっていました

というのも、前3作の原作者であるスティーグ・ラーソンが逝去したことでミレニアムシリーズに新しい執筆者が就任したためでしょう

なのでキャラクター設定と関係図を借りた別作品として観るのが正しく感じます

ただ、ミレニアムシリーズの実質4作目でありながらキャストが一新されているという情報は多くの方に手に取って貰いづらい要因となってしまっているのは仕方がないかと思います

強い女性が奮闘する作品が好きな方にはオススメできる作品です