監督もキャストも原作者も一新したミレニアムシリーズ。完全に別物とはいえどうしてもフィンチャーの「ドラゴンタトゥーの女」と比べてしまうし、前作の方が良かった。
今作はアクション多めで、アクションシーンや爆発など凝った演出も多くて悪いわけではないけど、前作の全編を通して計算された画作りや演出が良すぎて、フィンチャーのすごさを再認識。話も前作のミステリーから良くも悪くも普通のアクション映画に変わっている。そう言う話だっけと思いつつ物足りなさがあった。リスベットのキャラも変わっている気がしたし、女性軽視な男達へのカウンター的な要素も最初だけでほとんどなくなってるのも違う気がした。キャストも違和感が最後まであった。
ライフルのシーンは好き。対物ライフルかっこいい。