逆鱗

蜘蛛の巣を払う女の逆鱗のネタバレレビュー・内容・結末

蜘蛛の巣を払う女(2018年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

評価が大きく分かれいますが、私は十分に楽しめた派です!

原題から推察するに、妹サランデルの話なんですよね。
(蜘蛛の巣を払う女とは意訳で、私は蜘蛛の巣の中の女と解しました)
と思うと、すごくしっくりきます。
また、あの風貌が、一作目のリズベットを思い起こさせるような、ヤベー奴感が出てて良かったです。
赤の上下に、金髪、眉毛も金だから、眉無しヤンキー顔に見えるし。
(今作のリズベットは、1作目から年齢を重ねて風貌的にはやや落ち着いたと感じたので、前作より物足りないのも、作品の中でも時が経過していると思いました)

妹サランデルは、多分親父を殺して、親父の組織を乗っ取って、姉ちゃんに復讐しに来たんですよね。
と思うと、すっごい姉妹ゲンカに巻き込まれて、殺された人々は浮かばれねぇって感じです。

もっと、変態的に人をいたぶるシーンを出すとか、カジノの窓口係にやったような拷問のシーンがあると、組織のヤバイ感が出て、さらに私好みになったと思いました。

あと、少年は原作設定は自閉症なんですよね。もっと、コミュが難しい感じが欲しかったですが、映画として散らかるからやめたんですかね。

アクション作品として、良いまとまりと、スウェーデンの美しい冬景色が相まって、私は好きな作品です。
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