監督変更、キャスト変更。。。色々ありました。
色々あると、こんな感じになっちゃうのね。
中途半端にフィンチャー版「ドラゴン・タトゥーの女」の続編って立ち位置なのが微妙な感じなのはさておき。
原作シリーズの中では4作目。(なので、初の映画化なのかな)
なんかスケールデカくしすぎて、ありきたりなスパイアクションになっちゃったな。
このシリーズに求めてたのはこんな事じゃない。。。(って言っても、フィンチャー版しか知らないんですけどね)
前作を期待して観ると、別物なのですが、単純にアクション映画として観れば、まずまず面白い。
(オープニングとか、完全にフィンチャー版を意識しまくってるので、そこらへんが期待を煽ってノイズになるんだよね)
まぁ、007的なノリです。
ハッカーってそんなに便利じゃない。(リスベットのハッキングスキルが無敵すぎ)
その割に、敵の本拠地では無計画な感じとかは、ジェームズ・ボンド的って言えばしっくりくるのかな。(ソニーだし)
リスベットのカリスマ性もどうしても前作と比べてしまう。
ルーニー・マーラ演じるそれが、一般人であろうとする特異な人物だったのに対して、
クレア・フォイは特殊であろうとする一般人でしかないということ。
ここリスベットの立ち位置としてすごく重要で、本作が前作に到底及ばないのはそれが全て。
なんとなく印象に残らない、次に繋がらない感じの凡作になっちゃたな。
普通に面白かったですけどね。