ホイットモア大統領

蜘蛛の巣を払う女のホイットモア大統領のレビュー・感想・評価

蜘蛛の巣を払う女(2018年製作の映画)
4.2
リスベット(及び友達)のハッキング能力が超人的過ぎてちょっと現実味が無いし、そもそも謎という謎も無いに等しい。
なのでこれは『ドラゴンタトゥーの女』、もといオリジナルの『ミレニアム』シリーズとは毛色が異なる。そもそも原作自体、作者が変わってるわけで。

ただ、サスペンス・アクションとしては最高。
『M:i』のようなチーム戦を味わえるし、2度に渡るトイレでの戦闘シーンは、閉所ということもあり手に汗握る。クライマックスもあんた、タイミングバッチリだよ…。

今回3人目のリスベットを演じたクレア・フォイは、オリジナルのナオミ・ラパスに比べて童顔可愛い系、かつ終始不安げな顔のため、気高さや勝気さの面で弱いが、個人的には善戦していたように思う。

しかし、それ以上にカミラ演じるシルヴィア・フークスが良い。良過ぎる。
『ブレードランナー2049』、『ネイビーシールズ ナチスの金塊を奪還せよ!』に続いて3作目のこんにちは。だが、完全にファンになりました。

このカミラの “赤”、リスベットの “黒” の衣装も、ストックホルムという白銀世界の中での “異端” と “宿命” を表しているようで素敵だ。
てか、ウルグアイ出身のフェデ・アルバレス監督が、スウェーデンを舞台にここまで様式美を演出できるとは思わなんだ!『ドント・ブリーズ』の面白さはまぐれではないということがわかりました!

願わくばこれが続編モノでなく、完全新作だったら世間の評価も変わったのではないかな?