ミミック

地獄愛のミミックのネタバレレビュー・内容・結末

地獄愛(2014年製作の映画)
3.1

このレビューはネタバレを含みます

シングルマザーのグロリアはサイトで知り合ったミシェルに心を奪われる。
彼が女性の性的欲求を満たして生計を立てる結婚詐欺師だと判明した後は、二人で詐欺を繰り返すようになる―

子供にしてみたら周りにこんな大人しかいない世界は地獄でしかない。

実際のカップルの事件を元にしてるからか、4つに分かれた章のうち2と3は繰り返しだし、ミシェルがソランジュ親子に出会って詐欺をやめようとする件やラストにグロリアが娘に電話して涙したりと、中途半端にカップルの二人がいい人間であろうとする展開の温さがとにかく気にくわない。

こういう只のサイコパスに愛という言葉を軽々しく使ってほしくはない。

映画として良かったのは、グロリアが突然歌い出したあとにノコギリを取り出した瞬間と、ソランジュを外の小屋に閉じ込めて娘を標的に絞って振り返ったグロリアの顔、この二つだけがギアが上がり思わず悪寒を感じたシーン。

それ以外のセックス中の赤い照明とか、殺人のあとに笑い合ってセックスするシーンや、全裸のキャンプファイアーなどはわざとらしさが先行して、それらにアートは感じなかった。

胸糞気分は充分味わえたが、結局この映画で何を伝えたかったのだろう?