女性好きで結婚詐欺を繰り返す男性と、その男性を愛し、嫉妬に狂う女性。狂気に満ちた愛。
*以下、詳細は映画を観てから*
前情報なく観たので、最後の字幕で実話だと知り、本当に驚いた。気になったので、事件内容を調べてみると…
1940年代、約20人(犠牲者は21人と見られている)を殺害し電気椅子で処刑された実在の殺人鬼カップル、マーサ・ベックと&レイモンド・フェルナンデスの連続殺人事件を基にした映画。
最初は、結婚詐欺の加害者と被害者であった2人が、兄妹だと偽り共に行動をして、結婚詐欺の共謀をするまでに至る。しかし、マーサの嫉妬で詐欺相手の女性たちを次々と殺害。しかし、殺害もまた共謀により実行されていく…という事実…。
ミシガン州には死刑がないため、2人はニューヨーク州に引き渡され、1951年3月8日、シンシン刑務所にて電気椅子により処刑された。
処刑2時間前にフェルナンデスがマーサに送った手紙「俺が愛した女は、お前だけだった」に対し、マーサは顔を輝かせ「これで私も、喜んで死ぬことができます」と云った…。
*本事件を題材にされた映画*
『ハネムーン・キラーズ』(1970)
『ディープ・クリムゾン 深紅の愛』(1996)
『ロンリーハート』(2006年)
『地獄愛』(2014)