地獄愛の作品情報・感想・評価 - 5ページ目

地獄愛2014年製作の映画)

Alleluia

上映日:2017年07月01日

製作国:

上映時間:93分

3.5

あらすじ

シングルマザーのグロリアは、出会い系サイトを通じてミシェルという男に出会う。ミシェルは寂しい女性を夢中にさせ、女性の性的欲求を満たすことで生計を立てる結婚詐欺師であった。グロリアはミシェルに出会った途端深い恋に落ち、ミシェルが結婚詐欺師だと知ってもその恋は冷めることはなく、娘を放棄するほどミシェルを付け回し、二度と自分から離れないように強要する。最初はそんなグロリアを恐れていたミシェルも、いつし…

シングルマザーのグロリアは、出会い系サイトを通じてミシェルという男に出会う。ミシェルは寂しい女性を夢中にさせ、女性の性的欲求を満たすことで生計を立てる結婚詐欺師であった。グロリアはミシェルに出会った途端深い恋に落ち、ミシェルが結婚詐欺師だと知ってもその恋は冷めることはなく、娘を放棄するほどミシェルを付け回し、二度と自分から離れないように強要する。最初はそんなグロリアを恐れていたミシェルも、いつしかその異常な愛を心地よく感じ、兄弟と偽り共に結婚詐欺をする道を選ぶ。 しかしそんな二人の歪んだ愛は、やがて未亡人を次々と殺す狂気へと変わっていく―。

「地獄愛」に投稿された感想・評価

meltdownko

meltdownkoの感想・評価

3.5
「地獄愛」「ハネムーン・キラーズ」どちらも同じ事件を取り扱った映画であり、後発である「地獄愛」は「ハネムーン・キラーズ」にところどころオマージュを捧げつつも全く違う方向を向いた映画になっている。
「地獄愛」では第1章において金を渡すシーンからして観客の共感を求める気などさらさらなく(「ハネムーン・キラーズ」ではこのやりとりは事後的に示唆されるだけ)、メンヘラ性を過剰に誇張しているように描かれている。一方で男の側も性欲おばけとしての側面が強調され、「ハネムーン・キラーズ」では「年上すぎて無理」と言った女ですら欲情する始末であり、性欲おばけとメンヘラが互いに歯車を回すように殺人が繰り返されていく。殺人のきっかけは常にセックスの露見となっていて、「ハネムーン・キラーズ」よりも構造に対するフェティシズムを強く感じられるつくりになっている。
ただし最後の章になると急に西川美和みたいになってきて、そのために序盤で置き去りにした人物が母親から娘に変更されたのかと一応の納得はするのだけど、ここに来て急に正気を持ち込まれると逆に整合性が取れていないように見えてしまい若干興ざめした。なんとなくマジイキを恋と勘違いした女なのかと思ってたけどそれにしても最後まで女に脳が入っていないように見える。
タクト

タクトの感想・評価

3.0
不気味とか不安定とかそういう類の言葉を感想に使いたくなる映画だった。
4つのChapterで分かれてたけど、なんか映像の質感がそれぞれ違ってそこは面白いなと思った。
炎の前で裸で踊り狂うシーンと、「私たちの愛は無限だ」と唐突に歌った後にノコギリで死体をギコギコするシーンがトラウマ。
ロラドゥエニャスの悪魔が乗り移ったような演技がおそろしい。
暗闇からヌッと現れる彼女の「目」や「歯」はまるで獣のよう。

終盤、斧を振りかざした時の、
音はせずとも「一発で…」感が強烈。
一番の凶器は斧かも、と思いました。
naoya

naoyaの感想・評価

3.4
監督の力量がしっかりと出てる作品でした。

メンヘラの極み、ここまでのメンヘラになるとこうなるのかな、、

実話の方を調べてみたけど、殺人の感じはなかなか寄せられているとは思った。
ただ男の方の描きかたがもっと欲しいなと個人的に
ぴな

ぴなの感想・評価

3.0
スクリーン1

ハネムーン・キラーズの後に続けてこちらも鑑賞。
ゴア描写も含めてこちらの方が断然好み。
そして、断然に不愉快(笑)。

子供を捨てるも同然に家を出て、母親であることよりも女であることを選んだグロリア。この時点でかなり嫌悪感。
そして、ミシェルがヒモ男で結婚詐欺で生計を立てていることをわかった上で、それでも支えると口にしながら、結局は独占欲と嫉妬心に振り回される。
それを何度も繰り返すグロリアには、学習能力の無さにげんなりしたし、発狂して地団駄を踏む様子はもう、狂人としか言いようがない。メンヘラは怖い(笑)。
男に溺れすぎて、我が子と歳の変わらなそうな子供まで平気で手にかける。母性の欠片もなくなってしまうものなのか…

愛だとか狂気だとかを超えてしまっていて、もはや喜劇のようだった。
園子温監督が撮りそうな雰囲気。

被害者加害者が美男美女ばかりだとリアリティがなくなるけど、正直、中高年な年齢のベッドシーンは違う意味でグロかった(笑)。
桑畑

桑畑の感想・評価

4.5
のっけから不穏な画作りが良い。徐々にサイコ感が増して来るヒロインも最高。こんな映画大好きと言うと友達が減ってしまいそうな映画だが自分はどストライクな映画。あえて不満を言えばボカシが興醒め。あとラストはもっと後味悪くして良かったかも
TOT

TOTの感想・評価

3.0
原題Alleluia(ハレルヤ)が邦題『地獄愛』
まさにまさにの地獄に次ぐ地獄。
中年男女の愛欲と血と肉をぐっつぐっつ煮詰めてブチまけてドロドロにぬかるむ地獄へのワンウェイロードinフランス。
ゴア描写より、グロリア役ロラ・ドゥエニャスの愛の喜びと嫉妬に狂う尋常じゃない表情が怖い。
ミッシェルの頭痛は、モデルとなったレイモンドが事故で脳に障害が残ったのを(それで性欲過剰になったとも)示唆してるんですかね。
同題材の『ハネムーン・キラー』も興味はあるけど、今は胸焼けしてるので暫くはいいです…。
髭

髭の感想・評価

2.9
実際の殺人鬼夫婦の胸糞事件を元にした作品。

女性の狂気際立って怖かったけど、奥さん怖すぎて本当に2人に愛があったのかどうか、旦那の方は詐欺仕掛ける以外の不測の事態には全て受け身で、ちょっと掴み所ない感じした。

邦題もどうなんですかこれ。
実際には2人一緒に処刑されるのでまあ間違いでもないんでしょうけど、本作のあのラストだとピンと来ないですね。


同題材で作成されたハネムーンキラーの方が作りは古臭くライトでなんか笑えるけどこの変わった愛をきちんと描いていた様な気がする。
Naoya

Naoyaの感想・評価

2.5
1940年代後半、アメリカで20名以上の女性が殺害された〝ロンリー・ハーツ・キラー事件〟と名付けられた実在の連続殺人鬼カップルに基づく、ファブリス・ドゥ・ヴェルツ監督作。結婚詐欺師の男ミシェルを愛するグロリアの、愛に溢れながらも、強い嫉妬心から異質な狂気へと移り変わり、次々と殺害していく様は不気味。偽りない愛がありながらも、歪んだ愛がヒシヒシと伝わってきます。グロリアの表情がとても豊かで、喜怒哀楽全ての表情があり楽しめる。実話ベースながら、映画ならではの演出もあり、エンターテインメントに仕上がっています。グロも程よくあります。実在の事件はアメリカであるが、本作の舞台はヨーロッパであり、国柄の不気味さや、生々しい言葉の怒号の聴き応えはあります。