パレードという映画を観た。
突然だが皆様は、すぐ側に居る人のことを本当に知っていると言い切れるでしょうか。
職業も趣味も性格も大体知っているから問題ないって?
それ、本当に大丈夫?
こちらは、そんな作品。
まずは、あらすじ。
とある部屋で男女4人がルームシェアをして暮らしていた。
彼らが暮らす地域では近頃、不穏な事件が頻発している。
それと重なる様なタイミングで、人懐こい若い男が新しく彼らの部屋に転がり込んでくる。
彼は一体誰なのか、、、。
どれだけ近くに居る人間のことも僕らは完全には理解できない。
できるのはせいぜい一つの印象を持つことくらいだ。
そして、この映画は登場人物一人一人の人物像を、観ている僕らに丁寧に印象付けてくれる。
そしてラストで僕らが描いた人物像は崩壊する。
藤原竜也さん、香里奈さん、小出恵介さん、貫地谷しほりさん、林遣都さんといった豪華キャストが見せてくれる共同生活。
その中で密かに、恐ろしい事件に関わっているのは一体誰なのか、、、。
個人的には、この作品ほど林遣都さんの当時の魅力が引き出されている映画は無いと思う。
エンディングの音楽も印象的で不気味な余韻を引き立ててくれる。