おじいちゃんの嘘の作品情報・感想・評価

おじいちゃんの嘘2014年製作の映画)

Ottaal

製作国:

上映時間:81分

4.0

「おじいちゃんの嘘」に投稿された感想・評価

大ファン鶴田浩二さん主演の日本暴力団シリーズで1本未見作品だったものが配信されているのを知って、NETFLIXに無料登録してみたところ、これまた未見のインド映画が数本ラインナップされていたので片っ端から鑑賞してみた。
ん?タイトルも違うし上映時間も違うけど、これもしかして観たかったあの作品?
背景は勿論インドだけど、設定は「ワーニカ」だ!
ラストの手紙のシーンはまんまだ♪
と興奮しながら調べてみたところ、やはりそうだった。
チエーホフの世界観を壊さず、見事にアレンジされた期待通りの佳作でした。
作品のテーマは書くまでもないでしょう。

聞いたことはあったが、羊飼いならぬアヒル飼いの職人技を生まれて初めて映像で観れたことに感激(結構な尺で見せてくれます)。
また子アヒルが可愛すぎて死んだ(*´-`)

デジタル映像になってからは、自然の美風景(美しくて当たり前)を観てもそれほど心打たれることもなくなった。
しかし本作には完全にやられた…
皆さんがイメージするような人工的な色が作り出すインド美とはかけ離れた地味な超自然色のみで彩られた美しさがとんでもなく奥行きのある映像で切り取られています。
当然ストーリーも泣けるのだが、凄まじく美しい映像にも涙が止まらなかった…

ダラダラと長文で書いてしまったが、タイトルの【嘘】はヒューマンドラマにありがちな良い嘘ではありません。
この作品…多分…観た方が良い☆ミ
映像も音楽も台詞も美しかった。ヒンディー語じゃないから調べてみたら南インドの方の Malayalam language らしい。

インドは社会問題を映画にするのが上手。踊って歌ってのボリウッドも好きやけど、こういう田舎に住む人たちの暮らしを描いてる映画もとても好き。おじいちゃんと孫の貧しいけど豊かな暮らし。シンプルなことが何よりも優ってる気がする。あぁインドへ行きたい。
児童労働に関する内容
華菜

華菜の感想・評価

3.8
これは.....!
川の流れのように穏やかな時間の中で生きるアヒル飼いの祖父と孫。流れゆく先で、釣りをする老人、夜通し踏み車を踏む人、使われもしない灯をともし続ける人、郵便屋さんが彼らを迎え、送っていく。
賢く感性豊かな孫は流れた先で友情に出会い、祖父とともに星を見上げる。行く先に待つ未来がどんなものかも知らずに。
叙情的で静かに綴られる物語に暗い影を落とすインドの貧富の差、そこから生まれる社会の闇。Sunriseしかり、こういう作品が作られるからこそインド映画って油断ならないんだ.....!!エンディングのクレジットの言葉は秀逸。
>|