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EUREKA/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューションのduneのレビュー・感想・評価

3.0
かったるい説明台詞で初出の情報を大量に開示し出す序盤から嫌な予感はしていたが、途中から作画もガタガタ、終盤のアクシズ落下を皆の特攻で押し返す茶番も半笑いで観ていた。

ハイエボ1という失敗作を見事に昇華しつつ完結編への繋ぎを果たした『ANEMONE』という前作がありながら、ほとんど前作の意匠を受け継ぐことなくエウレカの責任やアイリスへの継承に終始し続けるプロットには愕然とする。

台詞の捻りのなさとか、とりあえずピンチに陥れればキャラの成長を描けると思い込んでる作劇のしょぼさとか、どこを取り上げても本当にダメダメで悲しいんだけど、個々の場面でグッとくる所は多いし、不思議と怒りは沸いてこなくて、ぶっちゃけもう一度観たい気もする。

観客が求めているボーイミーツガールとしてのエウレカセブンに胡座をかかなかったハイエボリューションというシリーズは、少なくともスターウォーズ789とかよりは価値があると信じたい。
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