「メリハリのない構成とキャラの魅力が足りず残念」
前売り券をもらったので鑑賞。G.W.中の新宿という事もありほぼ満席、割合はカップルと女性客多めでした。
結果的には見所がなく、残念な構成でした。原作は未読のため比較はできませんが、キャスティングのせいなのか、脚本のせいなのか、監督のせいなのか、、
東野圭吾作品の映画だと「容疑者Xの献身」最近公開していた「祈りの幕が下りる時」などいい作品が多かったのでそういう意味では期待してましたが、主人公の魅力が少なく振り返っても大きな活躍をした印象はなかったです。
せっかくの地球化学教授という設定を活かせてない印象でした。広瀬すずちゃんのミステリアスな演技はよかったです。
そしてミステリーの軸でもある謎解き要素も対して複雑さもなく、話が進むにつれあっさりと判明していき、「あれ？これが物語の重大な事実だったのかな？」と気づいたら過ぎている程度でした。
脚本の八津弘幸さんは半沢直樹や下町ロケットなども好きなので決してダメな方ではないので、やはりミステリーの監督経験のない三池監督のせいなのかメリハリのない構成でした。
同じ東宝配給にも関わらず、「祈りの幕が下りる時」が感動あり、複雑な要素を上手く構成できていたので本作は残念でなりません。
演者さんのファンなどでなければ劇場で観なくてもよいかもしれません。
