けいたん

ラプラスの魔女のけいたんのレビュー・感想・評価

ラプラスの魔女(2018年製作の映画)
3.5
遠く離れた2つの温泉地で硫化水素による死亡事故が起きた。調査のため地球化学の研究者・青江が現地を訪れる。サスペンスミステリー。

この作品は犯人が誰か、トリックはどうかを期待するとがっかりするかも。
ラプラスの悪魔とラプラスの魔女がどのようにして生まれたのか、その孤独や苦悩、そしてその能力で不思議な現象を起こすところに魅力がある。

の、だけど…映画では青江教授(櫻井翔)をメインにもってきたので、ラプラスたちの魅力が半減( ˃ ⌑ ˂ഃ )

教授メインではやっぱり物足りなさを感じました。主人公があまり活躍しない映画…。私は翔ちゃんが好きなのでまだよかったけど。

だけど、これでも原作よりは教授頑張ってます!映画では青江教授がラプラスの存在を知っていたし、犯人がなぜ彼を狙うのかも推理していたので。←それだけ?(*≧艸≦)

やっぱり主人公は円華だね。円香の周りには魅力的な登場人物がいっぱいいたから物語が盛り上がったと思う。それに広瀬すずちゃん滅茶苦茶可愛かった💕

武尾さん(高嶋政伸)や桐宮さん、円香のお父さん、怪しげな数理学研究所の扱いが悪かったなぁ。原作では事件はほとんど数理学研究所で解決していた。武尾さんがいいキャラなので本当にもったいない。

だけど、不思議な現象が私の頭の中で文字から映像に変わっていく瞬間は楽しかった。こんな風になるんだ。東野圭吾は凄い事を思いつく!

誰より可哀想だったのは、佐藤江梨子。彼女のした事、映画を見ただけでわかるかしら。
玉木宏の刑事はよかった。トヨエツはどうだろう🤔