わたぼう

アネットのわたぼうのレビュー・感想・評価

アネット(2021年製作の映画)
4.7
カラックス舞台挨拶付き上映。ユーロの争奪戦に負け(まさか負けるとは思わなかった)、泣く泣く池袋へ。初のグランドシネマサンシャイン。

音響いいだろうし、スクリーンもでかいから、まあこれはこれで記念になるかなと思ったんだけど…。トークは聞けてもちろんよかったが、写真撮影NGで悲しかった…😢

川崎桜餅事件よりはマシだったけど。カラックスはやはりユーロで観るに限る。餅は餅屋。桜餅は桜餅屋🌸 カラックスは桜の季節の来日は初めてだそうで。桜餅事件もカラックスならではの悪夢だったのかと。

池袋の舞台挨拶では「お〜いお茶」ホットを飲んでたのも印象的だった。二日酔い感がすごかったけど。

作品はというと、なかなか簡単に感想が言えないが、途中までは「えっ?こんなもんなの?」という気分で観ていた。でも後半からラストにかけて、やはりカラックス!と期待に応えてくれた。

そもそもストーリーはスパークスによるものなので、カラックス純正じゃない感じがして、9年待ってた割には…という思いが大きかった。それとやはりフランス語のカラックスが観たかったな…と。英語カラックスはなんか違和感あり。それでもラストは圧巻。待ってたものを魅せてくれた、ような気がした。ちょっと騙された感、お茶を濁された感もあるんだけど…。「お〜いお茶」を飲むカラックスに。
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