ドラえもんは猫型ロボット

犯人は生首に訊けのドラえもんは猫型ロボットのレビュー・感想・評価

犯人は生首に訊け(2015年製作の映画)
2.8
韓国のサスペンス映画。
観たままの感想を。

未解決のバラバラ殺人事件が起こる町。いつも笑顔で気さくだか、どこか変な下宿元の肉屋店主。
肉屋の店の冷蔵庫にある黒いビニール袋。
映画の予告編・設定・演出、そして『犯人は生首に訊け』というタイトル。サイコな雰囲気をこれでもか、これでもかもと煽るわりに、さほど怖くない。

サイコパスやら、猟奇殺人やらは、平凡な日常、普通の人々が巻き込まれるから、恐怖を感じるのだと思う。
この映画は、最初から怪しげな肉屋に焦点を当てておいて、徐々に視点をずらして、意外な方向に話が進んでいく驚きを狙っていたのだろうが、肝心の真相がパンチ力不足。
予測できた人もそれなりにいると思うし、想定内に物語が収まってしまったのが、観ていて残念に感じた。

最後の「実は……」も、付け足しにしか感じなかったし、物語自体の感想も変わらなかった。
期待して観ただけに、個人的には残念。