衝撃の脱ぎっぷり。ふみ姉さんがやりました。彼女だけでなく今作は全員が体当たりの演技で痺れた。超どストライクの青春群像劇やった。
雰囲気はなんか押見修造作品のような、なんつーのそんな危うさ？危なさがあった。でも悪の華とかボクまりよりも澄んだ毒々しさだった。冬の朝のあの空気ってゆーか、そこまではいかないがやはり彼のあの独特のモヤモヤしたフィルターみたいなのはなかったいい意味で。そりゃそうだ、押見作品じゃないんだから。何言ってんだおれは。要するにちょっと似てたよって話ね。ヘルタースケルターもおもしろかったし岡崎さん凄いね。コレは原作よみたいよみたいよみます。
吉沢、二階堂は言うまでもなく脇役陣がとてつもなくハマっていてよかった。森川葵はもうアレ系演ったら右に出るもんおらんやろ。そしてSUMIREのあのなんや、あのフランス美人ジェンレス系のあの品。品のある汚れ。穢れ。キレイだった。関係性最高やね、山田との。なんかのだれかとだれかの関係性にめちゃ似てた。なにかは、だれかは思い出せない（笑）ベストコンビ賞授与します。クール。「アホはほっとこ」はマジでくそ痺れた。観音崎クンも非常に◎でした。ハルナと3人グループのあのムダに明るい子も。あの子の逆に何も無い感じが深読みかもしれないが凄い伝わってきて、あの子目線でのリバーズエッジも見てみたいと、もはやリバーズエッジじゃなくなると思うが彼女の物語も観てみたいと思った。あのタイプだからこその葛藤や焦燥感をスクリーンで感じたい。
さて続いてビッチ妹。コイツがまじで最優秀助演女優賞やわ。この間犬猿をみたばかりなのでそこの関係性も引っかかった。彼女たち姉妹は犬猿ですらなかったのかな。逆にそうなのかな？でも少なくとも江上、筧姉妹とは明らかに違ったな。アネキこわかったべ。ミュージアムの母の痛みを知りましょうの刑に処されたヤツとの兄妹感がすごかった。んなことはどうでもよくて、脱ぎっぷりもそうだが山崎ケイちゃんばりのちょうどいいブス。キレイじゃないけどエロいやつ。てかもはやブスではない、とおれは思う。可愛くないけど魅力満載のモテるというか抱けるというか、そんなオンナの子を見事に演じきってました。あの心情の移り変わり、嫉妬、欲求、形にしてた。ココから凄い女優さんになる気が。ポスト安藤サクラ的な。あんぱいな美人じゃない美しさ。クセのある人間味ある魅力ね。長くなってきた。結果ひとりひとりキャラがだいぶ個性的で愛せるというか、気になる。観音崎の子分2人もすきよ。
中盤の後半がめちゃめちゃおもしろい、エンディングはまずなんか予想テイストと異なってびっくりしたけど飲み込めた。ちょっと存じ上げなくてすいません。嫌いではないです。生とは、生きるとは、愛とは、色んな空っぽが孤独が渦巻いてそれこそ川の流れみたいに。混ざって流れてひとつになる。
行定節が炸裂というよりはリバーズエッジに勲を注入させた感じかな。そりゃそうか。ともかく流石でした。この映画が上京一作目、TOHO渋谷デビュー作で良かった。田舎モンがシネマイレージカードも作ったぜ！これから通うぜっ。よろしくお願いします。
あ、死体さ想像してたのと違った。笑
