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リバーズ・エッジのmrmtのレビュー・感想・評価

リバーズ・エッジ(2018年製作の映画)
3.8
僕モテpodcastの課題映画になったので観た。
原作未読。

観て良かったという印象。

欲望やら焦燥やら青春やら生と死やらのテーマに関してはふーんという感じ。
それでも、演出が冴え渡っていたので飽きずに2時間が過ぎた。

以下良かった点の列挙。

- 山田が好きな人と廊下ですれ違うシーン
彼女の喋る声の方が音量が大きいのに、好きな人の声しか聞こえなかった。この演出がすごい。見ながら山田とシンクロしてしまった。

- 山田が事件現場でベレー帽を見つけたときの顔に徐々に寄る演出
はじめはどんな表情をしているのかわからないが、徐々に表情が変わって喜びが見える。ゾクゾクした。

- 画面の縦横比が4:3
これによって役者同士の距離が狭いのに構図が成立していた。
狭さが先か、画面比が先かわからないけど、作品の雰囲気に強く影響していると思う。山田とハルナが並んで歩くのを正面から捉えたカットが良かった。

- 途中で何度か挿入されるインタビュー
本来なら細かい描写の積み重ねでみせるような、表に出てこない事情を簡単に知ることができた。少しずるいような気がするけど、2時間の濃度を格段に上昇させていた。特に観音崎のが良かった。これがあるおかげで、暴力とセックスだけの彼をすこしわかってあげられたと思う。田島のインタビューも強烈だった。

- 冒頭に燃える体のカットを入れたこと
これがあるので、誰が燃えるんだ?誰が燃やすんだ?という謎があって楽しかった。

他にも、細かい良かったところがたくさんあった。細かすぎてはっきり思い出せない。
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