素直に良かった。
なんか最近のこの手の日本映画は
重くて暗くて沈黙が長くて
こっちまで
精神持ってかれそうなんだけど
丁度いい描写で、
非現実的すぎず、現実的すぎす。
ネガティヴな要素の中に
ポジティブに受け取れるところも
沢山あった
(だって彼らはまだまだ若いからね)
ある意味すごく新鮮だったな
原作は読んでないから
ストーリーどうこうの話は
よく分からないけれど
90年代設定というのは聞いていて、
実際その時代背景にとても忠実に
映画の中でも描かれていて。
たぶん彼らが抱える悩みって
私たちと同じように見えても
ちょっとずつそのベクトルって
違ってるだろうなと見ていて感じた
現代の私たちには
まだ不満や苛立ちをぶつける場所が
彼らよりきっと多い
それだけ複雑で難しい世の中だけれど。
知らないうちに広い世界を
見てしまってる私たちとは違う、
彼らはまだ小さい世界しか
うまく知らないんだろうな
果たしてそれがいいことなのか
悪いことなのかと言われると
それはまた一人一人の考え方だね。
とりあえず原作が描かれたときから
時間をおいて、この映画が
現代を生きる俳優陣によって
映画化されたことが素晴らしい。
