岡崎京子さんの漫画はどれも凄く好きで、その世界観も空気も言葉も行間も。
映画にするのは凄く難しい、、
というか不可能に近いと思う。
あの独特のタッチや表情の主人公達。
二階堂ふみが上手くてもやっぱりちょっと顔立ち的にも可愛すぎる。
お芝居は上手い人なのだろうけど、今回は二階堂ふみが二階堂ふみにしか見えなかった。
ハルナという役はそれ位に、絶妙で立体化し辛いのかもしれない。
上杉柊平、SUMIREは新鮮だった吉沢亮の斜め顔の美しは良いけど、もう少し何か足しても良かったのか。
誰かも書いていたけどこの時代の映画だからって4:3の画面にする必要は無かったと思う。
映画館で観る意味がない。
80年代〜90年代の10代の共感のお話だったこの漫画、あえてそれをその設定にしてファッションも電話も昔にして、その忠実性は凄いけど、今の10代が見て昔に見えてしまわないだろうか。
あの感受性の時だけが感じられた自分の漫画、感。
やっぱり岡崎京子は漫画が良い。