画面のサイズ、ファッションの古臭さ、シブヤ系、緑の公衆電話…ああ、時代は90年代なのね。
岡崎京子の原作マンガは知らないけど『ヘルタースケルター』みたいなドロドロ系に興味があって観てみた。
監督は行定勲やし、キャストも若手実力派が揃ってたのでその点は安心。
自分が過ごした青春時代とはまるで共通点のない人達ばかりが登場。
誰もがクセが強い。
それでもって人間関係は希薄。
普通に異常めいている妙と言うか、何だか得体の知れない空気が流れていた。
登場人物達へのインタビューシーンが挿入されていて、それが理解の助けにはなったね。
みんな不気味だった。
ビッチもいればクズもいる。
おまえら一体何者やねん？と。
おまえらの愛とかセックスとか幸せは何やねん？
♪生きてるってなんだろ？生きてるってなあに？
みたいな。
そういったことを突きつけられた時のうろたえ様が一番興味深く見れた気がする。
今回二階堂ふみがしっかりオールヌードを見せていたのは良かった。
煙草吸い過ぎキャラなのは嫌やったけども。
観音崎役の上杉柊平はやっぱりこの作品でもジャングルポケット斎藤に見えてしまったなあ（笑）
