Kinakosan

リバーズ・エッジのKinakosanのレビュー・感想・評価

リバーズ・エッジ(2018年製作の映画)
3.7
90年代を感じる。ファッションとか、髪型とか。閉塞感とか、、、。ドライな感じとか。

原作は未読。でも岡崎京子の漫画は読んだことあるので、その空気感が映画に出ている気はしました。

生きているのか死んでいるのか、あまり差が無い感。特に山田くん。でも山田くんの好きな人を見る姿、無性に泣けてきて、、、。他者に対する思い、執着、関心は生きていることを浮かび上がらせる。ハルナは実はすごく健康的なのでは?と思いました。思考が素直な気がする。

最低なことをわかっていてもしてしまう心理、それもいろんな形で描かれていました。誰においても。観音崎くんとか、本当にアホで最低だけど、人間ぽい。見たくなかったり、感じたくなかったり、忘れたかったり、行きあたりばったり。

感覚的に割と好きな映画でした。この二階堂ふみが、今まで見た二階堂ふみ作品の中でいちばん好きかも。
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