早く大人っぽくなりたい。
好きな人とキスしたい、エッチしたい。
そんな思春期の欲望は刹那。
あっという間に思春期は過ぎて行く。
そんな儚くて輝いた世代のソールとクリスティアン。
ソールは大人びたベータに恋をしていた。親友のクリスティアンはハンナといい感じに。
クリスティアンが自覚しているのか、前半では分からなくて、観ていて切ない気持ちになる。
崖の場面は本当によかった。
引き上げられてぎゅって抱き締め合うところ。
自分がゲイだと気付いて、ずっと親友だった人が好きなら、そんな気持ちを抱えていると普通にいつも通り接することさえ辛いだろうな。
父親も暴力を振るうし両親は離婚の手前。
ソールは受け入れてくれない。1人で過ごしたいと言いながらもベータのところにいる。
ハフディスが「もしゲイでも気にすることない」なんて言うし。
誰も隣にいてくれない。
満身創痍だ。
自殺するくらい追い詰められる。
カサゴはクリスティアンなのか?よく分からない。
美しくて
素晴らしい作品。
才能がある。