アイスランドの美しい風景とともに描かれる青春。
今じゃないと出来ない題材になってるのが良い。昔なら難しかったんじゃないかな。
繊細としか言いようのない登場人物たちの距離感。こんな感じだだなぁとしみじみ。
そう思えたのは子役の演技の自然さが巧みだったから。
田舎の少し悪めなガキンチョ感のある主人公とエズラ・ミラーのような儚い雰囲気を持つ美少年との付かず離れずの関係は例えそうでなかっとしても、自分の子ども時代と重なる。あの時って何をするにも誰かと一緒じゃないといけなかった。誰かといるのが当たり前だった。一人で何かをすることなんて考えられなかった。
コイツがいればいつだって楽しいんだ、そういう全能感が溢れててキュッとなりました。
友達ってなんなんだろうね。恋愛とは違う。親や兄弟とも違う。ほっとけなくて一緒にいたくて他愛もないことを話せればそれで良い。嫌なことを忘れさせてくれる。
キュンキュンしてキラキラする作品だった。