ムビっ子タウリ

ハートストーンのムビっ子タウリのレビュー・感想・評価

ハートストーン(2016年製作の映画)
3.8
思春期に男も女もない好きという感情を上手く、そして言葉少なく表現した作品。最後まではっきりしないとも言えるが、はっきりいうことができないこともたくさんあると言える。
クリスティアンがソールに抱く親友を超えた特別な感情は最後まで言葉にすることはなく、友達のままで終わる。しかしながら、その過程はソールもまんざらでもないというようなニュアンスでお互い思春期という多感な時期だからこそ、作り出せた関係性を見ることができる。

最後のシーンはまた前みたいに戻りたいどう意味で最初のシーンを想起させる。同時にこれからは、親友と離れ離れになってしまうけども強く生きていくことを決めたソールの覚悟を象徴しているシーンだと思った。

人によって感じ方が様々別れるような作品だと感じた。