キム・ミニのPVを観てるかのような錯覚に陥る作品。
ストーリーは至ってシンプル。
でも観る人を選ぶ一品かと。
前半のかったるい感じ(直前に観た「それから」の大失態だけは回避しょうと踏ん張る!)を乗り切り、第2部なのか定かではないが、韓国へ戻ってからの、酒盛り大会から、一気に物語が動き出す!?そして、所々に散りばめられた歪なユーモアのセンスが秀逸。
異様な程に長回しのシーンが多いのも印象的。
そしてあの黒服の男は誰なんだ?
キム・ミニと一杯盃を交わしたくなるなー。そして韓国映画独特の食事シーンは必見。
韓国こそはノワールと決め込んでた自分も、なんだか独特で摩訶不思議なヒューマンドラマの存在を知らしめてくれた本作には感謝。