回想シーンでご飯3杯いける

夜の浜辺でひとりの回想シーンでご飯3杯いけるのレビュー・感想・評価

夜の浜辺でひとり(2016年製作の映画)
2.0
近所のツタヤが準新作100円セールを2週間ぶっ続けでやっているので、こういう時は馴染みのないジャンルや、知らない監督の作品にチャレンジする。先週辺りからスコアのばらつきが激しいのはそのせいです。

不倫スキャンダルにより、キャリアを捨て異国に逃げてきた韓国人女優の姿を追った作品。ドキュメンタリーっぽい質感に特徴があるのだが、後から調べたところ本作の主演女優と監督が不倫中との事。あらら、なるほど(笑)

というわけで私小説っぽい閉じた雰囲気が支配する作風で、他の役者さんもそんな2人を温かく見守ってくれる、ファミリー的な方なのでしょう。

劇中で2度登場する飲み会のシーンで、アルコールが進むとぶち切れる主人公が印象的。他のパートが淡々としているので、その対比がクエンティン・タランティーノの「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」を思い出させた。