きゃん

世界は今日から君のもののきゃんのレビュー・感想・評価

世界は今日から君のもの(2017年製作の映画)
3.3
不器用で引っ込み思案なヒロインが、一歩外の世界に足を踏み出す様子を描いた物語。監督が門脇麦をイメージして脚本を書いただけあって門脇麦ちゃんの魅力全開。

引っ込み思案の真美はアルバイト中に海に落ちて怪我をし、ニート生活に逆戻り。心配する父が見つけてきたのは、ゲーム製作会社で新作のゲームの不具合を見つけるデバッカーという仕事だった。同じ会社に勤める制作部の矢部は新作ゲームのキャラクターの修正にデザイナーが応えず焦っていた・・・

自分の世界に閉じこもっていた主人公が、人との出会いによって自分の夢を叶えようとしていく。人との出会いや周りの環境が一歩踏み出すきっかけをくれる。一歩踏み出す決心をするのは自分自身。自分の好きなことをしているのが一番の幸せ。背伸びすることも大事だけど、もうちょっと力を抜いても良いんじゃないか。そんなことを感じさせられる。

フワフワしている雰囲気を醸し出しながらも、意志の強さを持っている。それを目の力で感じさせされる。そんな麦ちゃんの演技に惹きつけられた。
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