滝和也

ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2の滝和也のレビュー・感想・評価

4.0
窮地を脱したハリーは
再び分霊箱の謎に挑む!
そして…
遂に魔導大戦勃発!
決戦!ホグワーツ城!

聖なる砦と化した
魔法学校に闇の軍団
迫る!ハリーの最後の
秘密とは…

「ハリー・ポッターと死の秘宝part2」

大団円です。遂にラスト。8作目にして完結編。全ての謎が解き明かされます。その舞台は全ての始まりであるホグワーツ。ヴォルデモートとハリーの最終決戦!

最終章だけに、ミステリーの謎解き、アクションも出し惜しみなし。スピーディーかつサスペンスフルな展開、クライマックスへの盛り上げと十分過ぎる内容したね。

前作で謎のままにされた、危機を救った者は誰なのか。そしてハリーとヴォルデモートの絆とは何か。次々とパズルが組み上がり、ダンブルドア、スネイプの真意がやっと見えて来る。

あの方…フラグ回収お疲れ様でした…。予想がつく内容でしたが、その王道たる内容は涙無しでは見れませんね。そうだと思ってましたし、そうあって欲しい訳で。ダンブルドアの真意、そして準備もナルホドと…(T_T)

ハリーの絆にしても、予想の範囲内であれど、やはりそうこなくてはと言う展開ですからね。王道を次々と見せられては納得するしかありませんし、この様な作品に衒いは要らないと考えます。

更に王道を行く要塞戦。先生方が兵士を動かし、聖なる守りを展開するシーンで嬉しくなりましたね。全員でハリーを守り、闇と対決しようとする展開にちょっと涙が…。

大激突する大乱戦も進化し続けるCG技術の進歩を感じます。やはり10年をかけ作られた大作でしたから、その進化が最後の画作りに追いついたと言えます。

更に伏兵現ると言うのが、中々驚かせてくれました。あの子がキーになるとは思いもよらず…。更にヘレナ・ボナム・カーターのラストの相手はてっきりハーマイオニー&ロンかと思いきや、あの方とは…。母は強しと言う事ですかね(^^)

ただ…あんなに殺さなくても…良いんじゃないでしょうか(T_T) しかもその死のシーンが無くて…呆気なさ過ぎるんですよ。外連味が足らない…。連続ドラマなら1話分使いたいレベルなのに…。壮絶さを謳いたいのはわかるんですが…。

とは言え、満足できる大団円です。長く愛される理由も分かります。正に王道たるファンタジー作品ですから。

個人的にはハーマイオニーが何故ロンを好きになったのかだけは永遠の謎(笑) しっかりモノ女子はやっぱりあの手の私が着いてないとと言う子が好きなんでしょうか(笑)

10年をかけ、子役から大人へと成長して行く彼らを見ていくのが大人としては楽しみでした。暗くなる前の作風がやはり好みなんですが、この大団円を見ると最後まで見続けて良かったと今、感じています(^^)
滝和也

滝和也