ノッチ

きみがくれた未来のノッチのレビュー・感想・評価

きみがくれた未来(2010年製作の映画)
4.0
不運な交通事故に巻き込まれ、弟サムを死なせてしまったチャーリーは、ヨットの夢をあきらめてサムが埋葬されている墓地の管理人となり、静かな生活を送っていた。

それから5年後、高校の同級生でヨットの夢を追い続けているテスと再会し、それをきっかけに奇跡が起こる…。

『ハイスクール・ミュージカル』シリーズのザック・エフロン主演で贈るヒューマンドラマ。

テーマは最愛の人を亡くした兄の喪失と再生。

ユダヤ教『絶望者への救済』守護神・聖タダイ信仰をテーマに、兄弟愛、ロマンスという優しさに満ちたコーティングで、 重くなりがちな『生と死』をさわやかに綴った物語でした。

悲しくて切ないけど、その先に光はあるんだと思わせてくれる作品。

久しぶりに心揺さぶられる(感動する)良い作品に出会えた。

・・・って言うのが率直な感想。

忘れるわけではなくて、でも生きてる以上前には進まないといけないときが来るんだろうなあ。

恋愛要素が入っちゃったんでちょっと違和感あったけど、前に進むってことだよね。

あんな風にがっつり時間止めちゃったら、次の一歩を踏み出すきっかけは恋愛くらいのエネルギーあるものじゃないと無理なのかも。

自分が生きている意味、生き残った意味が今この一瞬にあるんだと確信出来るって、幸せだと思うし楽だと思う。

救いか、宗教的だよね。

私は全てに意味はないと思う派。

選択が全て。

良い感じに引き込まれる映画でした。

脇役で、レイ・リオッタ、キム・ベイシンガーが出てきた時には、嬉しい驚き。

監督は若者の青春作品が多い、バー・スティアーズ監督作品。

さすがラブシーンは綺麗でドキドキさせるのうまいですね。

ただ、母親が途中から話に絡んでこなくなるのがちょっとさびしい…。

描かれてないだけだけど。
ノッチ

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