nabe

STAR SAND 星砂物語のnabeのレビュー・感想・評価

STAR SAND 星砂物語(2017年製作の映画)
-
原爆から72年
先ほど市のアナウンスが流れ、1分間の黙祷を行いました
唯一の被爆国である日本。
それから72年もの間、同様の悲劇が起きなかったということ、これからも絶対に起こしてはいけないということを噛み締めていきたいです


先日初日舞台挨拶付きで鑑賞しました。
監督は今作品が初監督ということで意外でした。
舞台挨拶を見て、満島真之介さんの熱量が半端ではないなと。

物語は戦時中の沖縄から離れた離島が舞台。
戦争から遠く離れたこの島は一見穏やかな島に見える。
そこで暮らす両親と離れ、1人で星砂を集める少女と、脱走兵、そして遭難してきた米軍兵、アメリカを憎む負傷兵が一つの洞窟の中で生活する。

戦争が終わっていようがいまいが、戦地から離れていようがいまいが、一度戦争を体験した人の中には常に戦争が起きてる

この洞窟の中も、島も、それは変わらない


舞台挨拶に話しを戻すと、
満島真之介さんは沖縄出身、そしてクオーター。
この戦争が無かったら僕は生まれていなかった、どちらの血ももった僕が日本兵を演じることが怖かった、と言っていました
その言葉にグッときました
nabe

nabe