ホイットモア大統領

屋敷女のホイットモア大統領のレビュー・感想・評価

屋敷女(2007年製作の映画)
4.0
『インサイド』前の復習で鑑賞。

やっぱり本作は疲れる…。
未見の方は、体力のある時に見ることをオススメします…。

改めて見て思ったのは、邦画の心霊ホラー的な撮り方をしているな、ということ。
固定カメラで手前に人を映しつつ、背後の闇からゆっくり浮かび上がる様とかまさにそれ。
時節挿入されるチープな胎内CGも、作品の不気味さを際立たせている。

ただし、残酷描写は邦画の比じゃない!!
叩く、切るといった"痛い描写"が満載で、妊婦 vs. 謎の女が、文字通り、血まみれの死闘を展開する。

そして、その謎の女をベアトリス・ダルが怪演。
インパクトある顔立ちに野太い声ながら、何が起きても冷静に淡々とこなしていく姿は、まるでマシーンのよう。

何が女をそこまで駆り立てるのか?どうして主人公を狙うのか?といった謎から、衝撃のラストまで、一瞬たりとも目が離せない、モーリー&バスティロ・コンビのデビュー作にして、現時点での最高傑作!!