瓦礫が一面に広がる広島の風景、子供二人だけの山登りと頂上から見える海、息を飲むようなロケ撮影の素晴らしさ。病気の友達を背負って山の砂道を登る足どりのなんて力強いことか。行き場所がどこにもなかった人た…
>>続きを読む「この子たちに心当たりはありませんか?」
でかでかと画面を埋めるこの文に、はっとさせられる。戦後、戦災孤児を引き取って暮らしていた清水宏監督が、子供たちと『蜂の巣映画部』を設立し、彼らひとりひとりが…
清水宏監督作品。
太平洋戦争後の日本。復員兵の島村修作は、下関駅で出会った戦争孤児達と共にあてどもない旅をしていく話。
「はちのこ、はちのこ、ぶんぶんぶん♪」というテーマ曲が陽気でユルい。おじさん…
戦後広島のショットのあまりに広さに愕然とする。そこに対置される子どもたち。
見ることのできない子どもの演出(橋で反対方向に向かう孤児、姉さん、広島の階段そして海)と力強い子どものショット(上滑りする…