海

ボブ・ディラン 我が道は変る 1961-1965 フォークの時代の海のレビュー・感想・評価

3.5
プロテストフォークの旗手として登場したディランが、どう変遷していくのかを見せるドキュメンタリー。ディランの変化に罵声を浴びせる人々。いつの時代も変わらない。元々ディランはフォーク歌手ではなかった。フォークから距離を置くのも、自然なことだった。ディランはこの後、苦難の時代を迎える。最先端として祭り上げられた彼も、時代の遺物、化石のように扱われることになる。そして今また再評価されている。やり続けるとはそういうことなんだろうな。ディランはもちろん、ジョーン・バエズなど本人たちは一切登場せず、周囲の人たちへのインタビューを中心に構成されている。良くも悪くも、「周りがどういう風に見ていたか」ということはわかるかもしれない。
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