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ペピ、ルシ、ボンとその他大勢の娘たちのRのレビュー・感想・評価

3.8
最愛の現役映画監督アルモドバルの長編デビュー作! ということで、相当カオスなコメディを予想していたら、相当カオスなコメディやった! そして、キューート! まず主人公ペピの毎シーン変わるアウトフィットがキューート! 前半はコンフェッションズ時代のマドンナそっくりでビックリ! 確実にMadonnaにインスピレーション与えてるやん! 知らんけど。個人的には、最後の方のお見舞いに行くシーンの服と髪型がムチャクチャ過ぎて好き! ペピを演じるカルメンマウラのエキセントリックな顔とニパっと顔じゅうが笑う表情にめちゃめちゃ似合ってる。ほんで、内容ね、すばらしいです。ベランダでマリファナ育ててるやないか! と刑事がうちに押し入ってきて、👴逮捕する! 👩エッチさしたるから見逃してよん 👴おっけーわかった 👩あ、でも後ろの穴でお願い バージンは高値で売るのよ 👴あかん、グサッ! 👩ゲッ! 許さん、クソ刑事! からの復讐劇、まず刑事の奥さんルシに近づき、友人のボンに紹介。ルシは重度のドMで、ボンにいきなりオシッコかけられfall in love、鼻クソ食わされdeeper in love、ルシは旦那と別れてボンの恋人👩‍❤️‍💋‍👩に。ほんで、ペピが広告会社に就職して、オナラをパフュームに変えたり、お漏らしをオシャレに活用するパンティを広告して大成功、からの映画界進出! その間に、チンコサイズ大会が催されたり、それをみて興奮したおっさんがヒゲの女とエッチしたり、と、わけわらんカオスがポップに展開。すさまじい癖の強さではあるが、楽しく最後まで見れて、男も、女も、ゲイも、レズも、よーわからん人たちも、とにかく自分の好きなように、ハッピーに生きよう! とあっけらかんとポジティブな空気がたいへん気持ちいい作品やった。洗練されきったいまのアルモドバルとは全然違うノリで、ものすご荒削りなとこも多々あるけど、それがナイスな魅力になってて、やっぱいいなぁアルモドバル!となりました。他の初期作品も見ていこう。
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